第四部 八咫烏に出会う

Posted at 07/08/22 Comment(0)» Trackback(0)»

天女に手をひかれて
本宮大社に参拝した喜八は
見たことも無い大きな「鳥」が
大木の上に止まっているのを見て
ビックリ仰天
「天女さん怪獣がいますよ」と
ふるえている喜八でした

天女は「では宮司様にご挨拶して
あの大きな三本足の烏の
お話しをお聞きしましょう」
とさっさと社務所に入っていった

中には笑顔で「ようきた、ようこられた、
遠い所をまぁまぁどうぞこちらへ」
と手招きをする
人のよさそうな宮司さんがいた

天女が宮司さんに喜八少年のことを
一通リ説明をして
「宮司様、喜八さんにあの八咫烏のお話しをして頂けませんか」
と頼んでくれました

宮司様は「おやすい御用です」と
とても気安く承諾していただきました

「むかしむかし、神武天皇様が
九州の日向の国を出られ
大和の国にお入りになられた時
この熊野の山の中で
道に迷われたそうな

その時あの大きな八咫烏が
天皇様のご一行を
無事大和の国へ
お連れしたそうな

天皇様は大変お喜びになりました

それからは
この熊野では
烏を大切にお守りする風習が出来たそうな」

と宮司様のお話しを
喜八はひと言も聞き逃すまいと
一生懸命聞いていました

それを見ていた宮司様は
「そうだ喜八さんいいことがある
一つあなたに手伝ってもらおうか
私の手紙を朝鮮のお寺さんへ
あの八咫烏と一緒に届けてください」
というのでした

天女さんは
「いいことですよ喜八さん
あとの事はお父さんお母さんに
良くお話ししておきますから
立派にお役目果たしてくださいな」
と励まされ
喜八少年は
八咫烏と一緒に
朝鮮半島めがけて
飛び立つことになりました

喜八は宮司様のお手紙を
身体にしっかりとむすんで
八咫烏君の首にのり

「よろしくおねがいします
君のことどういえばいいの」
と聞くと八咫烏は
「ヤタクンとよんで」と答えた

「じゃあヤタクンよろしくね」
「じゃあしっかりつかまっててね、行くよ」

大きな翼を力強くはばたくと
空高く舞い上がりました

下では宮司様や
天女さんはじめ
大勢の人達が手をふって
見送ってくれています

喜八少年と八咫烏のヤタクンの冒険のはじまりです

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