第六部 慶州仏国寺

Posted at 07/08/22 Comment(0)» Trackback(0)»

もう真夜中の丑の刻(午前二時)
には読経が始まりました

喜八くんもヤタクンも寝てはおれません

着八少年も朝早くからお手伝いはしますが
さすがに丑の刻からはしたことがありません

からすははやいだろうとも
午前二時からはおきません

仏国寺のお坊さんたちは結婚をしませんので
一生仏様にお仕えするのがお仕事なのです

ただひたすらお経をあげることが修行であります

ふたりはお経を知りませんが
でも聞いたことはあります

ご本堂へ行きお経を唱和させて頂くことにしました

こんなにもお坊様がと思うぐらいたくさんの
お坊様で入れません

ヤタクンと一緒にお庭で
ご唱和させていただきました

こんなにたくさんの
お坊様のお経が一つになって
聞こえてきます

高い音低い音も一つになって
大きなほとけ様の中に吸い込まれていきます

お線香のにおいも煙りも
外から見ていると
ご本堂をゆっくりと包んでいくようです

そのうちお坊様たちは
からだを床まで倒されて
お参りされるようになりました

たいへん大きなおとです
本堂が壊れそうなおとです

お経が終わりますと
朝のお食事です

てきぱきと背筋を延ばして
無言ですませ無駄なことは一切ありません

しばらくすると若いお坊様が
二人の所へ来て
今からお寺を案内しますから
行きましょうといって下さいました

ヤタクンは入れないところろが多いので
外から見学

何度も何度も修理をしながら
元に戻されているお寺ですから
風格があります

とにかく広い
きれいにお掃除されているお庭は
とてもきもちがよいです

幾つもあるお堂は
それぞれ趣があります

特別に「石窟庵」という
石で出来た大仏様を見せて
いただくことになりました

若いお坊様は
喜八少年をだいて
ほとけ様に触らせてくださいました

喜八少年は
なぜか自然になみだが
出てきたのでした

喜八はおもわず
若いお坊様にしがみつきました

わかいお坊様も
喜八をしっかりとだいてくださいました

わかいお坊様は
「よかったですね
このほとけさまは特別ですよ
きっと喜八さんに
よいことがたくさんありますように
お参りしましょう」
といって一緒に
お経を上げて下さいました

美しいそして荘厳な
お顔のほとけ様は
喜八少年にとって
いったいなんだったんでしょうか

世界中のお母さん全部合わせても
およばない
お母さんだったかもしれません

見学から帰り
ご住職にご挨拶に伺いました

にこにこされたご住職は
「どうですかお疲れでしょう
しばらくはここで
ゆっくりとしていただいて
どうせこんな遠くまでこられたのですから
ほかの所も見てお帰り下さい
いつまで居られても結構ですよ」
とおっしゃってくださいました

しばらくはご住職の御世話になりました二人
さて次なる旅は。。。

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